フレームワークの活用は数学が苦手なプログラマーにもおすすめ
数学苦手でプログラマーですが、何か？
数学が苦手な人がプログラマーを目指すなら、フレームワークという便利ツールを使うとスムーズです。フレームワークはWebシステムやアプリの開発工程において利便性に優れており、すでに開発に必要な枠組みがされているものだと考えると分かりやすいです。フレームワークはプログラミング言語ごとにいくつかの種類があります。
Webアプリを開発する際に必要になる機能をまとめ、枠組みを作ったものをフレームワークといいます。フレームワークを使わない場合、どこまでも自由にプログラミングができます。プログラミングのすべてを理解しているプログラマーなら、自由度の高さを活用して自由な発想で開発を進められますが、時間に限りのある開発者はどうしても効率化を意識しなければなりません。
フレームワークは、時間に限りのあるプログラマーの仕事に大きく役立ちます。フレームワークは言語ごとにいくつかの種類に分かれており、作りたいアプリに適したものを活用することで開発完了までの道のりを短縮してくれます。自由度の高いプログラミングだからこそ、「何から手をつけてどのような工程を進んだらいいのか分からない」といったことにならないように、フレームワークが用意されているのです。
ある程度の枠組みに沿って開発ができることは、進捗や納期などに大きな影響を与え、複雑な開発工程が減る分ミスの抑制にもつながります。フレームワークにはすでにソースコードが組み込まれているため、何度も同じソースコードを書く必要性がなくなります。コーディングに一文字でも間違いがあれば、たちまち正常に動かなくなります。フレームワークは、こうしたデメリットを軽減する役割も持っています。また、どんなアプリでも世の中に出すためにはテストの工程が必要です。そのテストにかかる時間も短縮でき、開発からリリースまで全体の工程で効率化が図れるようになることがメリットです。
フレームワークはプログラミング言語ごとに種類があり、代表的なものをいくつか挙げます。まず、Javaは大規模開発の際によく用いられるプログラミング言語です。JavaのフレームワークにはSpring FrameworkやPlay Frameworkなどがあり、なかでもSpring Frameworkは汎用性の高さが特徴です。Spring Frameworkには多機能が備わっており、部分的に活用することも可能です。Play Frameworkは、より高性能かつプログラミング上級者向けの傾向があります。
PHPはWebアプリの開発を行う際に活用する代表的な言語です。フレームワークはLaravelやSymfonyが挙げられ、なかでも評価が高いのがLaravelです。Laravelには日本語のドキュメントもあります。Symfonyはシステムの運用・保守がスムーズになることで評価を得ています。
RubyのフレームワークであるRuby on Railsは、ベンチャー企業をはじめさまざまな企業で使われています。SNSやオンラインゲームの開発などさまざまな開発シーンで活用され、汎用性の高さが魅力です。
