数学苦手でプログラマーですが、何か?

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文系で数学苦手な私

文系で数学苦手な私

プログラマーという仕事をしている人にどのようなイメージを持っているでしょうか。おそらくほとんどの人は数学に強そうな理系の人を想像しているのではないかと思います。私はプログラマーですが、文系出身ですし数学も苦手です。そんな人でもこうしてプログラマーになれたという経験が、少しでもお役に立てればと思っています。

プログラミングは「言葉」

プログラマーは「プログラミング言語」というツールを使用してプログラムを構築していきます。プログラミング言語には数々の種類があって、それはまるで世界中に様々な言語があるかのようです。これらの言語を使ってコンピューターにやってほしいことを指示するわけですが、プログラムにも人間の言語のように文法というものがあり、プログラムを書く人のセンスによって読みやすいプログラムやそうでないプログラムがあります。この部分を切り取って考えてみると、プログラミングはかなり文系の発想が大切になるとも言えるのではないでしょうか。

プログラミングに必要な理系のスキル

プログラマーの仕事に全く数学が必要ないというわけではありません。仕事内容によっては高度な計算をしなければならない時もありますから、数学の知識が求められる場合もあるのは確かです。しかし、私がプログラマーとして仕事をしてきてそのような高度な数学知識を使ったことは未だにありません。ですから、数学が得意かどうかというのはそれほど重要なことではないのです。ではどの程度の数学知識があればいいのかというと、基礎計算と中学レベルの簡単な方程式、あとは数字や文字の羅列に慣れるということぐらいで、後はやり始めれば何とかなるというのが本当のところです。

言語力はプログラマーの生命線

日本語でも英語でも、読めるけど書けない、うまく話せないなど言語スキルは人によって様々です。プログラミング言語もやはりそうで、コンピューターに自分の意思を伝えるための言語として考えると、むしろ文系を得意とする人にとって学びやすい部分があるほどです。言語を使って自分の言いたいことをいかに理論的でわかりやすくまとめていくかという文章力をそのままプログラミングに活かしていくと、きれいで読みやすいプログラムが書けるようになるかもしれません。数学が苦手な人が数学的にプログラミングを考えるとわけがわからなくなってしまいますから、文系の人は新たな言語を学んでコンピューターという種族とコミュニケーションをとるのだというぐらいの気持ちで取り組むと、楽しく学んでいくことができるかもしれませんね。まずは習うより慣れろの発想で、できることから色々と挑戦してみることをおすすめします。

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