自分に最適なキャリアを掴む！数学が必要なプログラミング分野
数学苦手でプログラマーですが、何か？
他のページでも触れているように、プログラミングを行う上で数学知識は必須条件ではありません。足し算・引き算・掛け算・割り算の四則演算ができれば、それ以上の難しい公式や知識は必要ないのです。とは言え、どうしても数学的知識が必要な分野もあります。就職してから「全然わからない」「困った」なんてことにならないように、数少ない数学を要する分野を把握しておくと良いでしょう。
人気の高いゲームプログラミング。これは、数学の知識が必要といわれています。
日常的にたくさんの人が楽しむスマホアプリに代表される2D系ゲームは、あまり必要ではありません。しかし、3Dゲーム（例えば、PS4やNintendo Switchなど据え置きのもの）の開発には、高いレベルの数学の知識が必要とされる傾向があります。3Dゲームでは、ゲームに登場するキャラクター動作や、その他物体の動作にリアルさが求められます。こうした動作をプログラミングする際に物理演算を使用するのです。その他にも、3Dフィールドを構築する際には、数学理論が用いられます。ゲームは日進月歩で進化しているので、リアルさを追求するほどに、数学の高度な計算が必要になってきます。数学は苦手だけどゲームのプラグラミングをしたい！という方は、2D系がおすすめです。
この数年で目覚ましい発展を遂げているAI(人工知能)開発。社会における認知度も高い自動運転や加増認識などに代表される開発では、大学レベルの数学知識が必要になります。取り扱う膨大なデータから予測することに微分積分を、その他システム構築や実装をプログラミングする際には線形代数や数理統計学の知識が必要です。とはいえ、大学でも数学を履修した人の方が理解が早いというだけのことです。AIを手掛けたい方は、今から少しずつ理解を進めておくと良いでしょう。
統計処理で必要となる知識は、統計学。膨大なデータを分析し、傾向や規則を見出す統計処理をした上で、その結果を現代ビジネスに欠かせないマーケティンなどに役立てるのです。研究機関に対する統計処理では、統計学の基礎・標準偏差や分散、最頻値といった知識が必要となります。
数学の知識がある方が優位に立てる分野は、画像認識・信号処理・テキストマイニングなどがあります。
数学は苦手だけれどプログラマーを目指したい、という方は、数学がどうしても必要な分野をしっかり把握し、就職・転職活動を進めていくと良いでしょう。
さまざまな分野を書き連ねましたが、プログラミングの全ての分野で数学の知識が必要なわけではありません。
特に数学の知識が必要ない分野は、Webアプリケーションの開発です。すでにあるデータベスからデータを検索・画面に表示させたり、ユーザー登録の管理・掲示板などのシステムを構築させたりするときにには、数学を用いません。
